オンライン英会話レッスンを続けるコツ

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オンライン英会話レッスンを継続して半年、1年と、ある程度の期間が経過すると多くの人が自分で成長を感じられる瞬間を1度や2度経験すると思います。時には、ある日突然「昨日までと違ってはっきりと英語が聞き取れる…！」「なんだか今日はスラスラと口から英文が出てくる…！」といった前日とは全く違うレベルになったと感じる経験をすることもあります。いわゆる「ブレークスルー体験」ですね。このようなことを経験するとモチベーションがあがりどんどん波に乗っていけるわけですが、この域に達するまでどうモチベーションを維持してレッスンを継続していくかが「自宅で気軽に始められて、気軽に辞められる」オンライン英会話の最大の難所ではないかと思います。そこで、時々モチベーション維持に苦しみながらも何とか週4-5日ペースで1年半程オンライン英会話を継続している私の経験から、「継続のコツ」を考えてみたいと思います。

レッスン継続のコツ４選！

オンライン英会話レッスン継続のコツは十人十色で色々あると思いますが、私自身、会社勤めをしながらレッスンを継続している身として大切にしていることをまとめてみました。オンライン英会話を始めたばかりの頃の「どんなに疲れていても何があってもレッスンを受けることが何より大切！」という考え方とはだいぶ変わっていて、これからお伝えする４つのコツは随分と自分を甘やかしているように見えるかもしれませんが、英会話力の向上もしっかり感じられています(急成長ではありませんが…)！

①高すぎる目標を設定しない

「英会話ができるようになりたい！」と思ってオンライン英会話を始める時に、「10年後に少し話せるようになっていたら嬉しいな…」というモチベーションの人は少ないと思います。せっかく勇気を出して始めるのだから、１年後には周りの人から見て「あの人結構話せるんだな」と思われるくらい流暢に話せるようになっていたいと思う人の方が多いと思います。ですが、日本人にとって英語を習得することは簡単なことではありません。短期間で自分の理想とするレベルに到達できるかどうかは1日の中で英語学習にどれだけの時間を費やせるかにもよりますが、多くの社会人や主婦にとっては1～2時間を捻出するのが精一杯ではないかと思います。この学習時間で1年後にいわゆる「英語ペラペラ」の状態になるのはかなり難しいです。ですが、コツコツ継続すれば少しずつでも確実にレベルアップしていきますし、例えば、リスニング力の向上が実感できるともっとたくさんの英語を聞き取ってみたくなって家事をしながらYouTubeや海外ドラマをつけてみたりと、自然に勉強の幅も広がっていきます。最初は「早く喋れるようになりたい！」という気持ちが強すぎて焦りがちですが、ゴールばかりを見つめてしまうと現状の自分とのギャップに落ち込んでしまいモチベーションが保てなくなってしまいます。続ける限り後退することはないのですから、昨日より今日、今日より明日と一歩ずつ着実に進んでいることに意識を向けて、「昨日言えなかったこのフレーズを今日は使ってみよう」「今日覚えた単語を明日使ってみよう」というような達成可能な小さな目標を日々作ると効果的です。

②上達している実感がなくても気にしない

英会話に限らず、何かを習得する時に毎日毎日上達を実感できることというのは少ないと思います。子供の頃に逆上がりや自転車の練習をしていたことを思い出してください。毎日練習してもなかなかできるようにならなくて、一瞬、「あともう一歩」と思えることがあってもすぐにまたできない状態に戻っていたと思います。でも、そうして練習を続けているとある日突然できるようになって、その後は当然のようにできる状態をキープできていたのではないでしょうか。これと同じで、自分では上達している実感をあまり感じられなくても、成果は蓄積されています。「自分は成長が遅いのではないか…」と気にしても上達が早くなるわけではないので、私は、自分で効果が実感できていなくても確実に身に付いている、と考えて日々の出来不出来にはあまりこだわらないようにしています。逆に、「今日はやけにスラスラと色々なことが話せたなぁ」と嬉しい気持ちになった場合もそれを細かく分析したりせず、淡々の日々のレッスンの受講することに集中しています。

③レッスンを継続している自分を褒める

ほとんどの人にとって、オンライン英会話レッスンを受ける目的は英語を話せるようになることだと思います。それゆえ、「どれだけ英語を話せるようになったか」という一点にフォーカスしてしまいがちですが、オンライン英会話を受講するために今までよりも少し早起きしたり定時に会社を出られるように仕事を頑張ったり家事の効率を上げる工夫をしたりしてレッスンの時間を捻出する、というようにライフサイクルを変えて自分の成長のためにお金と時間を投資することを決めそれを継続するということ自体、非常に価値のあることです。私自身、初めはそんなことは全く考えず「もう１か月したらさすがに少しは効果が感じられるかな？」「レッスン始めてしばらく経つけど未だにこんな状態って、センスがないのだろうか」「講師の方に、この人いつまでも進歩ないなーとか思われてるのかな」などと、「まだ思うように話せるようになっていない」結果だけを見つめまくってネガティブな気持ちでレッスンを受けては「はー、今日もあんまり言いたいことが表現できなかった…」と負のスパイラルに陥ったりしていました。「英語を話せるようになりたい！」と楽しい気持ちで始めたレッスンで苦しむなんて、こんなにもったいないことはありません。思いつめた気持ちでレッスンを受けるより楽しくレッスンを受ける方が絶対に効果的なので、レッスンを継続している自分をとにかく褒めることをオススメします。レッスン開始時間ギリギリに帰宅して「あーまた予習もできていない状態でレッスン受けるのか…。相変わらずダメな自分…。」ではなく、「疲れて帰ってきた直後なのにキャンセルしないでレッスン受ける自分偉い！」というように！

④仕事や家事でレッスンができない日があっても自分を責めない

ほとんどの人にとって、オンライン英会話は生活の中のメインイベントではありません。仕事や家事、大学生であれば学校の授業や部活・アルバイトの合間に、レッスン時間を捻出することが多いと思います。そのような中では、突発的な事情でレッスンが受けられなくなることは珍しくありませんし、疲労困憊でどうしてもレッスンを受講する気になれないという日もあるでしょう。予約レッスンであればキャンセルすることに対して講師に申し訳ないという気持ちも起こるでしょうし、予約不要のレッスンであっても「１日１レッスンは受けようと決めていたのに…」と残念な気持ちになることもあると思います。ですが、そのような時に必要以上に罪悪感を感じすぎて自分を責めないことです。毎日の生活の中で想定外のことが何も起こらない日の方がまれなのですから、オンライン英会話レッスン受講が本業という状況でもない限り、当初の予定通りに受講できない日もあるのは当然のことです。「今日は残念だった。でも明日からまた頑張ろう！」という軽やかな気持ちで思いつめ過ぎずにレッスンと向き合うことが大切だと思います。

まとめ

ここまでお伝えしてきた通り、オンライン英会話継続のコツは①小さな目標を達成することを積み重ねていく②上達することに対して焦ったり思いつめ過ぎたりしない③レッスンを継続している自分を褒める④やむを得ずレッスンができない日があっても必要以上に自分を責めない、ということに尽きると思います。最終的な目標はもちろん「英語が話せるようになること」だと思いますが、多くの日本人にとってその道のりは決して短くはありませんので、その道中、どれだけ楽しい気持ちでレッスンに向かえるかが挫折せずに長く継続していく鍵となると思います。